効果
ご紹介してきたような対応を基本的に行います。 条件により該当しない作業もありますが、再生が出来ない等のトラブルは当然起こりようがありません。 国内でクライアント内のネイティブの方々からは「良く分かる」「質が高い」との評価を戴き、使用時の効果も「あって助かった」との声を戴いています。 しっかりつくった制作物があることで、海外の首脳や政府関係者にお見せするような重要な場面も支えています。
事例
企業紹介
住友化学アジア様 「This is SCA A Global Marketing Company」
与件:
シンガポールに新設された企業紹介。英語版、競合案件。
サウジアラビア国営企業アラムコと日本の総合化学メーカーがペトロ・ラービグとして、
合弁企業を立ち上げ推進する巨大プロジェクト。
このMarketing & Sales Companyとして
住友化学アジアSumitomo Chemical Asia(SCA)が設立された。
住友化学の生い立ち、強み、海外展開そしてペトロ・ラービグ、SCAの役割と特長。
これらを的確に伝えなければならない。
企画提案のポイント:
構成面では、
「時系列の流れで自然に見られる」
「分かりやすく見易くする区切り方」
「アジアらしさ」に留意。
費用面では、
効果的な配分を行うため、
日本とサウジアラビアには既存素材の手配依頼と活用をお願いし、
シンガポールでのSCA打ち合わせとロケハン、
撮影に極力費用を充てる(現地に2回赴く)プランとした。
進行上の壁:
内容のすり合わせを国際電話会議などで進めたが、
フェーストゥフェースではないので意思疎通には今ひとつという印象。
(それも踏まえてシンガポールでの打ち合わせを入れた)
サウジアラビアの素材に危惧があったが完璧な対応を戴き、逆に助かった。
ラービグの施設が完成していない段階だったことから、
新会社の製品を伴う活動風景が撮影出来なかった事が残念。
エピソード:
撮影クルーは日本からだが、
適任のコーディネーターがシンガポールにいないため、マレーシアの方に依頼した。
撮影時にあいにく雨天となるも、海外ではあるが国内と同じ感覚で臨機応変の進行が出来た。
結果:
幅広い内容ではあるが、
歴史部分、日本、シンガポール、サウジアラビアの素材が揃ったことで
映像的に広がり感を持たせて内容を伝えらる仕上がりとなり、高評価を戴いた。
また各種イベント用にも使っていく、中国語版制作も行い活用していきたいと伝えられた。
事例
団体紹介
立体駐車場工業会様 「人と車と街の調和をめざして」
与件:
海外視察時の団体紹介映像。日、英、露の3言語版、競合案件。
立体駐車場のメーカーなどが機械式駐車装置の安全性などの審査・認定をとおして、
機械式駐車場の普及に向けて活動する社団法人。
海外視察時の団体紹介ツールとして制作。
日本の都市部では土地の効率活用から立体駐車場が普及した事情、
収容する建物の様々な条件に叶った方式の機械式駐車装置があることなどを
海外の方に如何に分かりやすく紹介しなければならない。
企画提案のポイント:
構成面では、
「日本における都市化とモータリゼーションによる機械式駐車装置の普及」
「約10種類に及ぶ機械式駐車装置の特長を短時間に視覚的に伝える」
「飽きさせないメリハリ」に留意。
費用面では、
会員企業様の手持ち素材を活用、
実写を最小限に留め、機械式駐車装置のCGに重点配分を行うプランとした。
制作上の注意点:
渋滞、駐車場への入出庫など
海外でも違和感の無いであろうシーンを極力使用。
日本ならではの光景を極力排除して、
海外の方が違和感を持たないような画面構成をした。
結果:
翻訳ではきめ細かな部分まで配慮したこともあり、
ネイティブの方より高い評価を戴いた。
実際の使用でも効果的、重宝すると伝えられた。
事例
新技術紹介
バイオ系ベンチャー企業様
与件:
海外向けの新技術デモンストレーション映像。
(日、英、独、仏、西の5言語版)
水道水と電気で摂氏500度以上の水蒸気(過熱水蒸気)を継続発生する装置の紹介。
殺菌、燻蒸、焙煎、消毒、焼却、還元などの様子を研究風景から紹介。
特に目に見えない水蒸気を如何にインパクトを持たせて見せられるかがポイント。
企画提案のポイント:
まず視覚的に高温のガスが発生しているところを鉛を溶かしたり、
木片を燃やすシーンを設定して紹介。
殺菌、燻蒸、焙煎効果では穀類、豆類、菜類等への使用前後の様子を
試験データを使いながら比較紹介。
実験映像は生っぽさがあり、視覚的なバランスを取る意味から
食物が洗われるイメージCGを配した。
制作上の注意点:
海外の方が見やすいように、
結論→理由という流れをつくり視覚的な惹き付けにも留意。
進行上の壁:
日本語版から4言語の作り分けをしたが、
それぞれ尺が変り編集で4タイプをつくる作業がそれなりの負担になる。
技術的に省けない、作品のテンポ的に間延びを避けるため。
結果:
特に穀物の殺虫処理法では臭化メチル燻蒸の代替となる殺虫技術として注目される。
また穀物輸出国への首脳プレゼンテーションでも重宝された。