ナレーション収録
既存のフラッシュムービー(ウェブ用、音声が無いもの)へのナレーション入れのご相談がちらほらと続いている。
説明やポイントをムービー内でテキスト表示していたものをナレーションによる案内に変えるというもの。
映像だけではなく、音声があった方が分かりやすいですね。
社内にアナウンスブースもあり、ナレーション収録作業だけでも日程が合えばお引き受けしています。
作業ではMA作業に乗るファイル形式に沿ったもの(QT互換ファイル)で戴ければ可能、
ご希望の音声ファイルに書き出してお渡しします。
作業は30秒から1分程度で選曲が無ければ1時間位で収まります。
ただ実際に読んでみてシナリオが変わったり、決まるのにお時間が掛かれば別ですが・・・。
費用はこんな感じです。
・ナレーション収録(画面を見ないで収録、オペレーター込み)6,000円(税別、1時間当たり)
・MA(画面を見ながらの収録、オペレーター込み)8,000円(税別、1時間当たり)
・ナレーター、選曲は別途
*該当ムービーファイル、シナリオは持参ください
課題解決=ナレーション録音だけでも対応します!
ローコストへの対応
今回の課題解決は求められるローコストへの対応について。
この十余年、映像業界をはじめ各種制作業の価格破壊が進み、
昨年後半以降更なるローコスト制作が常態化していると感じます。
ローコスト制作の対応として、
できるだけ制作セオリーは変えずに手段や要素の簡素化で対応してきました。
悪く捉えれば厳しく大変な環境ですが、
見方を変えれば価格対応力を付けさせて戴いたのかもしれません。
ウェブ制作でもB to Bやインナー向けのものに対する使い勝手の良さと
ローコスト要望が強くなっているようです。
HTMLでは更新に費用がかかる、
素材のアップロードや反映がしにくいといった理由から
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)への需要が高まっているようです。
プロバイダの集客及び会員サービスとして始まったブログサービスがCMSと進化、
業務用プラットホームになってきているように感じます。
入力エディターを使って更新作業をすることが余計な業務となる、
との阻害要因もありますが「手段」を変えることなく闇雲にローコストに対応することは
如何なものかと思います。
同じ方法や手段で値段だけを下げるのではなく、
違う方法で対応するのが建設的だと思いますし、
見合った内容を探して提案するのが専門家の役割だと思います。
課題解決=ローコスト対応には知恵を使った提案を
コストダウン
今回はちょっと大き目な課題解決、コストダウンについて。
値切り方とか闇雲なローコスト制作ではなく、良いものを如何に効率的につくるか。
当サイトではこれまでに費用について以下の投稿を掲載しました。
「企業の映像制作 第1回妥当な制作費とは」
https://makes.co.jp/archives/18
今回は制作プロセスから手がかりを上げてみます。
良いものを如何に効率的につくるか、これはある種答えの無い課題かもしれません。
しかし、有効な方法は発注者と制作者との意思疎通にあると思います。
踏み込んだ話、意見を充分交わす事を発注者と制作者で行うべきです。
*制作の目的についてはこちらを参照ください
「企業の映像制作 第7回シンプルな目的設定」
https://makes.co.jp/archives/25
例えば見え方。
制作するテーマや様々な要素において発注者と制作者では見え方が違います。
発注者は内部の見方、制作者は外部の見方になり、必ず理解に差異があります。
企画書や言葉では問題が見えにくいのですが、
敢えて深堀りして「これはどういう表現になるのか」をお互いが理解するべきです。
例えば構成要素。
シナリオをつくる前の段階、構成案を時間をかけて吟味する。
制作テーマに対する担当者の考え方、
過去の類似制作での評価、つくったものの効果・希望・・・。
「そのパターンは・・・だからだめ」
「実は今回・・・が解消されると良い」
というような話しが出てくればいい線行っているかと。
例えば使い勝手。
実際どんな局面で使われその方法に可変要素が無いかどうか。
例えば本音。
過去のケースでの反省や他社も含む類似例への率直な感想など。
上げればきりがありませんが、色々な意見を交わして発注者と制作者お互いが
「ああ、そうだ!」という合意が出来ると俄然つくるべき内容がはっきりしてきます。
構成要素とその見せ方、演出。
この時演出者がはっきりと何をつくるのかが見えていれば態勢的には失敗はありえませんし、
制作上の無駄は出ないものです。
この制作上の無駄が出ないことがコストダウンだと思います。
ポイントが明確になっていれば、手段も無駄がなくなり、
見込み作業の確度も高まり、結果費用効率が高くなります。
またこういう制作ができれば良いものができる確率がぐ~んと高まり、
色々とスムースでお互い安心です。
一方、無理な値引きや、内容を見極めずに進めるローコスト制作では
良いものができる確率は博打状態になり、
進行や結果はひやひやものという事になりかねません。
経験値ですが、費用効率で言えば3割程度は違うと思います。
当たり前のようなことですが、よく話し合う事が良い結果に繋がると確信します。
課題解決=コストダウンは話し合いから
チャプター機能
ちょっとした課題解決をご紹介します。
社内外の会議やイベント用映像制作での事例から。
オープニングや特定のコーナーでDVDのチャプター機能を活用しています。
複数の内容をどんどん切り替えて映し出したい時や
ライブ進行に合わせてタイミング良く映像を出す場合に便利です。
例えばAに言及しているときはA関連映像を上映、
次のBを映すまではAをリピート再生させておきます。(静止画の状態でリピートも良い)
そしてタイミング良く次のBは「次のチャプター」を選択実行します。
要はパワーポイントを使って画像を手動で順次送っていたことを
DVDのチャプター機能を使って複数の映像を次々に上映するものです。
パワーポイントでは動画や音声などの表現に限りがある(現実的ではない)ので用途は限定されますが、
DVDなら既存の映像素材を活用できる、ナレーション音楽を入れられるなど表現と用途が広がるためお薦めです。
また音楽を絡めたもの、タイトル出しなどタイミング合わせが必須の内容にはうってつけです。
気になる費用ですが、これまでチャプター設定などのオーサリング費は高額なものでした。
しかし、高位のオーサリングではなく中位の信頼可能なオーサリングソフトが広まって来た事で費用も随分こなれてきました。
メニュー画面制作が必要ないので気軽に使える機能だと思います。
ノンリニア編集と組み合わせれば数万円で可能な作業です。
ちょっとした課題解決=「チャプター機能を有効活用する」