Archive for 1月 2007
第2回 再生環境
映像を取り巻く環境の変化が著しいですね。
そこで皆さまに知っておいて戴きたい事を制作者の立場からお伝えしていきます。
その2として今回は「映像の再生環境」についてご紹介します。
制作した映像を再生する場合、企業ではDVDにしてPCで再生する場合が多いと思います。
それも殆どの企業様で、Windows PCでの再生が一般的です。
しかし、DVDの再生 (正確にはWindows PCで再生)には、ちょっとした問題があります。
あまり奇麗では無い、画面を拡大すると粗れ方がひどい、スムースな再生が出来ない、
というご経験はありませんか。
せっかくお金をかけてつくったものが綺麗に再生されないのはとても残念であり、
お客さまにとっては納品されたメディアが全てであり、見過ごせない問題です。
私たちはこのアウトプットを重要視してきました。
企業の映像制作では、再生環境や 使われる条件が異なるため、
ひとつひとつ異なる条件に適した制作であることがとても 大切だと思います。
DVD Video Playerで再生、テレビモニターで視聴する場合とPCで再生する場合では 見え方が異なります。
テレビでは走査線の数など、様々な基準が決まっているので、 再生は一定の基準になりますが、
PCはサイズが可変で色の再現性、スムースさなど 再生状態が一定ではありません。
Windows PCに入っているDVD Playerとの相性もある ようですが、分かりにくくしているのがPCの中身です。
CPUや映像処理をする機能が様々 ということです。
「DVDなんだから綺麗」という先入観があるようですが、最近『?』が出てきたように思います。
企業で使われる仕事用のPCでDVDは再生可能だが最適ではない、というのが私の考えです。
ですのでDVD VideoとWMV ( Windows Media Video ) 、
2つのファイルを収容した ハイブリッドDVDというご提案をするようにしています。
WMVというとインターネットの ストリーミング用ファイルというイメージがありますが、
ストリーミング用とは逆にサイズを 大きく、ビットレートを高く、画質優先でコーディックします。
Win PCでは少なくともDVDと同等、綺麗に再生できる場合が殆どです。
15分の4:3 SDの映像の場合、DVDの容量は約770MB、WMVは約400MBでした。
WMVだけならCD-Rに入ってしまう容量です。
今回の結論:
「つくった映像をやみくもにDVDにするのは要注意!」
「使用条件をよく吟味してメディア(アウトプット)を決めましょう!」
横浜と神奈川県央を結ぶ私鉄、相模鉄道が運営、
沿線25の駅ごとに街を知るタウンライターの記事からなるちょっと変わったウェブサイト。
2006 年All Aboutのスーパーおすすめ大賞を受賞するなど、多くのメディアで取り上げられている。
沿線25駅に暮らす住民がタウンライターとして応募、地元ならではの情報を記事にしている。
損得ではなく、情報提供を通じて人の役に立つという新しいコミュニティネットワークの仕組みが面白いと思う。
駅ごとに『横浜Style』『海老名Style』『湘南台Style』というふうに
25駅の「Style」が集まって、『相鉄Style』は構成されている。
各駅のメインコンテンツは、その駅のことをよく知る「タウンライター」が書くコラム。
グルメ情報から病院、介護、塾・習い事まで「ローカルでコアな情報」が集まっている。
常々地元のタウン誌(ショッパーやタウンニュースといったフリーペーパー)に密かな可能性を感じていた。
その理由は生活に密着しているので結構見てしまう、
地元なので親近感があって「あの辺かあ」と場所が思い浮かぶこと、
身近な情報は意外と耳に入らなかったりする、といったあたりにある。
しかし、広告物の範疇にある情報発信では超えられない限界を感じていたため、フリータウン誌は「可能性」なのだ。
こうした経済効果ありきではなく、自分の持つ何か(情報や経験)を提供すること、
お金ではなく、お互いに価値を与え合う社会のあり方、
それは東京大学大学院情報学環教授 西垣通氏の言うところの「互酬経済」にこれはあてはまるのではないか、
市場経済とは一線を画する新しい社会のあり方を示唆しているように思えた。
お金の影がちらつかない情報にはある種の暖かみがあって、つい見てしまいます。
ちなみに私はJR横浜線沿線住民なので「相鉄Style」が羨ましいです。
第1回 妥当な制作費とは
企業のご担当者向けに制作者側から知っておいていただきたい、
或いは企業側が気になりつつも あやふやな情報にとどまっていると思うことをご紹介していきます。
今回は費用、映像制作費って一体いくら位が妥当なのか、について。
用途や制作規模により本当にまちまちです。
また幾ら以上でないといけないというものでもあり ません(数万円では無理ですが)。
その事が一層分かりにくくしていると思いますが、
逆に条件 付けが一切無いのに「○○万円ポッキリで制作!」というのも要注意です。
はっきり言います。
制作に関わる人間が携わる時間分の生活費はどうしたってかかりますし、
使われる放送用機材やスペースの費用はお高いです。
効果的な制作費にしようとする場合に必要 なことは、
映像にする内容を吟味し、手段としてピンポイントで目的を果たすことだと思います。
例えば一番割高になるケースはものすごくおおざっぱに、何でもかんでも映像化する場合です。
目的が絞られていないと、手段としての映像もあやふやな内容にならざるを得ません。
あれもこ れもでは幕の内弁当のように総花的になり、結果高いものになっていきます。
こういう場合出来 上がったものは往々にして「何を言いたいのかよく分からない」という評価になります。
効果的なのは目的がはっきりと絞られている、
そのための表現方法を内容面と金額面両方で良 く吟味する、
準備(目的と手段:表現方法検討)段階で十分な検討を重ねる、
映像以外の手段 (例えばPC資料による説明)を組み合わせる、
映像の役割を絞る、
映像でしか出来ないことにとどめる、
といった点検をすることです。
(後述するようにこれがなかなか出来ないことが多く、 コストアップになる場合が多々あります)
映像はシナリオ、撮影、出演、ナレーション、音楽、テロップやフリップ、CG等で表現 (演出)していきます。
これらもその目的に応じて「今回はナレーション重視で」や「出演者 メインで」というような演出のメリハリ、特徴付けが行われます。
その際にP(プロデューサー :責任者)が予算と目的に叶った組み立てをし、極力条件内に収めようとします。
これが準備(目的と手段:表現方法検討)段階で重要な部分になります。
この際難しいのは「上がり(完成)が想像できるかどうか」です。
制作側は企画書(シナリオ) 上にある文字を映像化、イメージしていますが、
発注側(企業様)は殆どイメージが出来ない (例外はあります)ことです。
要は「どんな感じ・全体感」になるのかが見えないので、企画 (シナリオ)の善し悪しの判断を下せず、
保険をかける(社内からクレームが出ないようにする) 内容が追加されることがあります。
(プロではないので当然と言えば当然ですが)
前述した 「なかなか出来ない」というのが内容の絞り込み=制作費の絞り込みなんです。
長くなりましたが、今回のテーマ「映像制作費って一体いくら位が妥当なのか」の具体的金額の
提示は出来ませんでしたが、ポイントは幾らかでもご理解いただけたでしょうか。
あなた(の企業) が提示可能な金額で、内容の絞り込みを十分検討した内容ならば、それが妥当な金額と言えると思 います。
制作費は近年より厳しくなっています。厳しい条件の中でも何とかはまるように内容を絞り込むの には、高いスキルが必要です。
ローコストで制作をする場合には特に細心の注意を注ぐようにして います。
顧客には商品やサービス以上にそれを使う既存顧客の声を伝えませんか
これまで10数年にわたってMac一辺倒だっただが、
最近ウェブの使い勝手に不便さを感じることが増えたため、
Winの購入を検討し始めた。
しかし、Win PCの事は正直よくわからない。
出来れば持ち歩けるコンパクトなノート型が良いのだが、
Macと異なりたくさんのメーカーからあまたの製品が出ていて値段も結構な開きがある。
メーカーのウェブサイトを見ても?は?のまま。
中には製品と一緒にユーザーの声を紹介するところもあるのだが、知りたい情報が少ない。
そこで製品のユーザーがどんな感想を持っているのか、何が良くて何に不具合を感じるのか、
そんなことをぼちぼちとウェブで調べている。
何でもそうだと思うのだが、全てにおいて完全なものはあり得ない。
メーカーは自社製品の強み、弱みを一番知っている筈、しかし知りたいことを知ることが出来ない。
だからあちこちのサイトで情報を探す。結構時間の無駄使い。
このことから改めて感じたのは、新製品や新サービスを訴求する場合、
従来のようにその特徴やメリットを打ち出すだけではなく、
顧客の声をきちんと紹介するべきであるという事だ。
売ろうとする側が良いと思っていることが必ずしも買う側のそれと同一ではなかったり、
意外なことが評価されていたりして、その事が他の人には貴重な情報になったりするからだ。
実際に使っているユーザーの声は色々な情報を伝えてくれる。
企業様の販促映像制作をやっていて最近思うのだ、
ユーザーの声を生かせば視聴対象者により親切な情報提供になると。
お金を払って購入したユーザーの所見を紹介すれば役に立ち、その会社の情報は一目置かれると思う。
特に買ってから初めて分かるサービス業では有効だと思う。
これをご覧になった企業のご担当者さま、販促に映像版ユーザーズボイスを取り入れてみませんか。