Category Archives: 企業の映像制作

0312月

第21回「印刷物の映像化」

第21回 印刷物の映像化~印刷用データの映像転用

今回は既存の印刷用データの映像転用について。

サンプルとして掲出した画像はLive2Dというアプリケーションで
制作した2次元CGのキャプチャー画像です。
(サンプル映像は以下からアクセスしてください)

Live2Dは1枚の静止画を使って
画像の一部に動きを付けられるのが特徴。

従来は表情や口、顔の動きを一つ一つ作っていましたが
Live2Dはパーツを動かすことが出来るアプリケーションです。

アニメーションを書き起こすのと較べると
大まかには約半分の作業量で済むのがメリット。

サンプルは映像用に書き起こした女性のキャラクターですが、
擬人化した動物や任意のキャラクターに喋らせることも出来ます。

そしてここからが本題です。
パンフレットなどの印刷物にキャラクターを使っているなら
それを映像に転用できるというのがポイントです。
印刷用と映像用でキャラクターの共有が出来るところがミソです。
※印刷用のデータの作りやタッチ次第で映像転用の作業量に幅が出ます

映像まで手が及ばないが
印刷物は既にある場合が多いと思います。
また現在ゆるキャラが流行っており、
実写の人間(特に有名ではない)が進行役になるより
受け入れられやすいように感じます。

更に言えば映像化を見越して印刷用に準備しておく。
その場合、動かしたいパーツのレイヤー分けをしておけばよりスムースです。

2611月

第20回「映像の有効活用」

第20回 映像の有効活用~自社を自然に伝える

今回は企業の伝えたいメッセージの映像活用について。

「タイムスリップ!堀部安兵衛」
http://www.horibeyasu.be/

ご覧になった方も多いかと思います。
最初は劇場映画だと思っていたんですが
企業のネット広告動画だったんですね。

クライアントは大手マンションデベロッパー。
企業のキーワード「経年優化」が劇中に織り込まれ
自然と企業風土を理解できる展開。

ある記事では以下のような紹介があります。
「動画広告からの誘導で本編動画を視聴後、
不動産情報にアクセスした閲覧者のうち、
物件の資料請求や来場予約をした人は15%。
通常サイト訪問者の場合は1%止まり。
相当な効果があった。」

ネット広告は短尺が常識だったのに
これは34分もあるもののそれを覆し、効果を上げたよう。

映画並みの作り込みで「巨額」の費用を費やしたとかで
どの企業も真似ができるものではありませんが
面白そうなコンテンツ → 共感するメッセージ入れ込み
を映像に託し、ネットに公開するという方法は広まりつつあります。

関係者は当たり前と感じ外に発信しようとさえ思わない事が
実は知らなかった人にとってはとても面白く映る事ってありませんか。

その意味ではご自分のお仕事は
コンテンツの宝の山なのかもしれません。

1211月

第19回「つかみを伝える」

第19回 つかみを伝える

今回は映像の内容について。

随分前になりますがテレビ番組で山形・酒田ラーメンの事を
紹介しているのをたまたま見ました。

昭和初期から酒田にはラーメン街があったそうで、
港のある酒田では戦後の引揚者にラーメンを供するに際し
少しでも腹持ちするものをとの想いから麺の量を増やすようになったとか。

量を多く出せるよう自家製麺のラーメン屋さんが多く、
加水率の高い多加水麺でモチモチ感が大きな特徴だそうです。

そんな番組を見ていて俄然酒田ラーメンに興味をそそられ、
機会があればぜひ食してみたいと、強い印象を持ちました。

番組の酒田ラーメン紹介は酒田ラーメンの全てではありませんでしたが、
グルメ的ラーメンランキングとは別種の位置付けとなりました。

卑近なたとえですがこのようなつかみが有ると無いとでは
その対象への理解や興味に大きな差が生まれます。

同じことは自社や事業を他者に伝えるのにも当てはまります。
同業他社とどこが違って、どんな特徴があるのか。

酒田ラーメンの場合、仮に番組でスープの製法やこだわり、麺の製法や量など
つくり手やお店の紹介だったら至る所に散見するありがちなグルメ情報と映り、
抱いたような興味や印象は生まれなかったと思います。

別種の位置付けとなったのは「腹持ちする」、何より量という当時の切実な対応と、
戦後、食糧事情の悪い頃(提供側も苦しい)に行った奉仕の姿勢でした。

つかみがつかみとして機能するためには見る人に近いゾーンの事で、
自社や事業にある事実からオリジナルな何物かを取り上げる必要があります。

少々ややこしくなりましたが、これをカタチにできるよう考案したのが
メイクスの「お仕事ビュア」です。

事業活動の中に潜んでいる事実の一つ一つが「素(す)」、
仕事っぷりに潜む「素」を映像化するのが「お仕事ビュア」です。

是非こちらから事例をご覧ください。

0811月

第18回「展示会用iPad用ムービー」

第18回 iPadを来場者に貸与してコンテンツを見せる

先日iPad用のムービーを編集しました。

展示会でブース来場者にiPadを貸与して製品紹介ムービーなどを見せる、というものです。

ムービーは既存のものを使いましたが、ナレーションが会場の音で聞こえにくいことを見越して映像の下にテロップスペースを作り、そこに同期して入れました。

もとの映像がSDの16:9なのでiPadの画面より一回り小さくなりましたが、拡大しなくても違和感無く収まりました。

iPadのスクリーン解像度は1024×768ピクセルで、入れたムービーは852×639ピクセル。

製品紹介の映像を短いブロックに分けて見たい部分にアクセスできるようにアプリを用意、資料画像もライブラリー的にアーカイブ化しています。アプリがあるので素材を追加できます。

中小規模までなら実機の台数手配も現実的で、ちょっとしたイベントはタブレットを貸し出して好きなコンテンツを見ていただく、というスタイルが広まりそうな予感がしました。

これまで展示会では中途半端な大きさのスクリーンでは映像を流しても、じっと見るような雰囲気は無かったので興味のあるお客様には良い方法ができたと思います。

タブレット端末の価格が下がっていくと飲食チェーン店のメニューなんかは紙に置き換わるのでしょう。

より豊かで新鮮な情報をネットワーク経由で見られるようになると、選ぶのにも楽しく差し換えも簡単です。

オーダーも端末からできるでしょうから人件費も考えると益々その方向に行きそうです。

タブレットの業務用進化を予感させてくれました。ちなみにiPad用のアプリは敷居が低くなってきています。ムービーはiOSなので従来との大きな変化はありません。

ただSDとHDの映像、解像度の異なる画像が混在すると厄介かもしれません。

以上簡単ですがiPad用コンテンツのレポートでした。


076月

第17回「ナレーションを使わない」

第17回 テロップでナレーションを代替する

今回はテロップでナレーションを代替する方法について。

 

以前にあった事例ですが、どうしてもナレーションを使いたくない、

テロップで表現したいというケースがありました。

 

ここで「これです」と実物をお見せできないので、架空の展開案を用意しました。

上がナレーションを使う場合、下がテロップで置き換えた場合です。

ナレーションを使う場合には、ナレーションに沿った映像をあてます。

テロップで代替する時は、該当カットの前にテロップを多少表現を変えて置きます。

 

尺(時間)はテロップを差し込む分長くなりますが、効果的な選曲を行うことで、

荘厳な 雰囲気が出て、ゆったりと見せたい場合には効果的だと思います。

 

会場の都合で音を出すことができなかったり、

聞き取ることが期待できない環境ではナ レーションを使わない方法は有利で、

使い勝手が高いです。

 

またウェブの場合でも、音を使わずに表現したい動画などでもアリです。

更にナレーション関連費用(ナレーター、録音、整音)が掛からないので、

費用面でのア ドバンテージがあります。

 

但し、映像だけで「読ませる」ので、

編集確認(すり合わせ)の為の作業量は増えると考えるべきです。

 

手持ちの画像だけで構築できるので、

映像素材が無い場合でも作品を作ることが可能な方 法だと思います。

 

以上、実際のケースからお薦めできるノウハウでした。

「こんな場合はどうか」というご相談があればお気軽にお問い合わせください。

 

145月

第16回「不可避な音声」

第16回 クリアな音声が欠かせない

今回はどんな条件でも欠かせないクリアな音声について。

 

テレビでもPCでも聞き取りづらいことってありませんか。

 

近頃のテレビではテロップフォローされることが多いので聞き取りづらくても分かりますが、

何を言っているのか聞き取れなかったりするといらいらさせられたり、

見る気が失せてしまいます。

 

音声では3つの要素があります。

 

1)喋る人の滑舌と声量:

滑舌は致し方ないとしても声自体のボリュームは要注意です。

声量の異なる複数の人が喋ると録音レベルが適正でも声量の少ない人の声は結果、

聞き取りづらくなります。

 

2)収録方法:

会場でマイクを使う場合には音声ラインから収録、

ピンマイクを発言者に付ける、

ガンマイクを発言者に振る。

いづれの場合も録音レベルを適正に収録する。

 

3)整音、ミックス:

収録時の音声、ナレーション、選曲、

効果音などの複数音声を(ステレオの場合L+Rの2本)限られたラインに

レベルを調整して収めます。

この時、ナレーションが立って聞こえるようにメリハリを付けたり、

使用状況に叶った(再生環境に合う)ミックスが行われます。

 

以上のセオリーなんですが、費用面で一部の作業ができない場合があります。

しかし、2)の適正な収録だけは避けられません。

 

家庭用ビデオカメラのカメラマイクだけで収録した音声のような

聞き取りにくい状態では余程良い条件で収録が臨めなければ態勢を整えるべきです。

 

先日、諸事情から諭吉さん10人で講演記録と編集をする事になりました。

音声マンを入れる余裕は無いのですが、

生命線の音声がきちんと収録できなければ見る方をいらいらさせたり、

見る気を失わせてしまう可能性があります。

 

やるからには最低限の事はしようと考え収録は予算以上の対応をしました。

予算どおりの対応では何か不測に事態が起きれば、全て台無しの可能性があります。

 

PC再生、特にストリーミング再生では音声がポイントです。

クリアな音声は何かを伝える場合、不可避だと思います。

 

311月

第15回「ハイブリッドDVDという選択」

第15回 ハイブリッドDVDという選択

映像を再生する際にテレビとDVD Video Playerが無い、

PCにDVDプレーヤーが無い場合DVDが再生できません。

 

折角つくった映像が見られない、使えないというのではすっかり台無しで す。

弊社で納品する際、お客様の使われる状況を聞くようにしています。

 

再生機器や環境がDVDの再生可能な状況で固定されていれば良いのですが、

不確定な場合にはPCで再生できるようハイブリッドDVDで納品する場合があり ます。

ハイブリッドとは、DVD VideoとWMVの組み合わせからこう呼んでいます。

 

仕組みとしては以下のようなものです。

再生側にDVD Videoを認知するデバイスがあれば、

収容されているDVD Video信号を読んでDVD Videoを再生します。

この際、DVD Videoにはオートスタート機能を組み込んでおきます。

これはテレビ+DVD Video PlayerでもPC+DVD Videoでも同じです。

 

またDVD Videoを再生できない場合はメディアファイルとして開き、

収容ファイルであるWMVを再生します。

 

企業でお使いになるPCは殆どがWindowsなの で、

WMVが再生不可という事はこれまで未経験です。

要するにメディアにファイルとしてダブルスタンバイしておくという事です。

 

複製する場合でもDVD-R の複製としてDVD Videoだけの複製と同じ金額で

出来るのでハイブリッド盤対応に損はありません。

*原版制作費が若干異なります

 

是非参考にしていただきたいと思います。

 

1310月

第14回「変化する依頼内容」

第14回 変化する依頼内容

今回は最近の変わりゆく企業の依頼内容とその理由について。

 

お客様からご依頼戴く制作内容が変わってきている。

2008年以降、印刷用や社内の記録画像といった

既存素材を使った映像制作(編集)が増えてきていると思う。

 

それまでは無かったというわけではないが、

一部に使用する程度だったものが、全てを印刷物や社内の既存素材で構成、

目的に沿った仕上げで、という依頼内容だ。

 

対応としては、

パワーポイント的な表現にならないように少しでも映像的な見え方になるように工夫している。

 

またコストも抑えたご要望になるため、

撮影がない分の不足する要素を補う工夫

~山場をつくりにくいのでメリハリ付け、動く背景素材をさりげなく入れる等~

はするのだが静止画だけなので編集はちょっと時間がかかる。

 

また音楽・効果音、音声のジングルで補うという見せ方の工夫も必要で、

補う工夫をすることで違和感無く見られるように注意している。

 

既存素材を使った映像制作。

全てを印刷物や社内の既存素材で。

 

これには予算的に厳しいという理由もあると思うが、

もう一つの理由としてどんな画面で作られるのかが事前に分かるのでつくりやすい、

という事情があるのではないかと感じている。

 

一般的に映像は完成して初めて全貌が分かるというやっかいな部分がある。

企画やシナリオから制作する従来の一般的な場合、

「どんな場面が重なっていくのか」が見えにくい為に敬遠されるのではないか。

 

併せて予算が少ない事もあって「既存素材でつくる」という現象が増えているではないか。

もっと言えば余計な装飾を排して核心だけをストレートに表現して、

という声なき声がご依頼企業にあるのではないか、とも感じている。

 

余計な装飾を施すつもりは無いが、見やすく印象には残したい。

与えられた条件(素材)で少しでも良いものを、

と通常より注意して制作するのが基本対応になっている。

(静止画だけでつくるのって結構難しいんです)

 

149月

第13回「MA・整音のこと」

第13回 MA整音ミックス作業は大切

今回は音声のことです。

聴きやすく、耳にすんなり入ってくる大切さについて。

 

映像の後工程には画面編集と音声の整音MAVがあります。

映像編集は文字通り、画面編集で映像に入っている音声の取捨選択も行われます。

MAVとはMult Audio Video、複数の音声~ナレーション、音楽等をステレオのLR、

2トラックに集約する作業です。

ナレーション収録や音源の仕込みの後にナレーションや音楽(SE,ME)などの

音源の整音、音声のミックス作業があり、とても大切な工程です。

*SE:Sound Effect  ME:Music Effect

 

ナレーションが立って聴きやすいものになっているかどうかは

このミックス段階で決まります。

(ナレーターさんの声質の要素もありますが・・・)

音楽のレベルが高くナレーションが聞き取りにくい、

というのはきちんとミックスされていない事になります。

こういう場合、再生側のボリュームを上げても聞き取りにくさは変わりません。

音楽も聞かせつつ、ナレーションが気持ちよくすんなりと聞ける、

という事が大切、というかこうなっていなければいけないのです。

ナレーションが聞き取りにくいでは映像の役割を果せていないことになります。

 

特にウェブでムービーを公開する場合、

音声が必須のものはきちんと整音ミックスをする必要があります。

ナレーション収録が無く素材に収録された音声に音楽をつける場合でも

整音ミックスにより、素材の音声を極力引き立てます。

(収録状態が悪いと限界がありますが)

 

ところがコストを抑えるために、

この整音ミックスを編集作業で済ませようというケースがあります。

編集での音声処理は大まかな「整理」作業なので、

音声のメリハリをつける整音ミックスができません。

編集とMAVは機材も人も異なる別工程なので、

音に関する作業はMAV、整音ミックスで行うことが結果早くて効果的です。

 

音は目に見えないので分かりにくいのですが、

聞き取りにくいものは精神的にも良くなく、結果伝わりにくいツールになってしまいます。

きちんとナレーション や音声を聞けるようにする。

当たり前といえば当たり前ですが、根幹に関わる大切なことです。

この工程をコストダウンにより削ったなら、画竜点睛を欠くこと になりかねません。

039月

第12回「企画競合」

第12回 企画競合

今回はいわゆる企画コンペについて。

 

企画の競合はやはり緊張します。

それゆえ企画が採用された時の嬉しさは格別ですね。

さて、採用される企画内容について最近の(勝手な)傾向についてひとこと。

 

オリエンテーションで戴く資料には

目的、納期、予算そして依頼内容などが記されています。

通常はそこに書かれている情報に則って考えていくわけですが、

どうやらそれでは通らない場合があると感じています。

どういう事かと言いますと、前提となるオリエンシートの情報自体に縛られると良くないな、という事です。

 

何らかの課題があって課題解決の為に企画を依頼する、これがコンペのありようです。(普通は)

ところがオリエンシートに記されている(あるいは記されていない)課題と依頼内容にずれがある場合ばどうでしょう。

 

例えば製品Aが改良され新製品Bが完成、そのBを訴求するようなプロモーションツールの企画提案依頼だったとします。

課題が「Bを売る」依頼内容は「Bの紹介方法や訴求方法」となり、当然我々はBについての紹介方法を考えたりするわけです。

ところが本当の解決策は「AやBを含んだ製品ジャンルの情報整理」にあったりするのです。

発信側からすれば新製品Bが主役なわけですが、受け側ではまだAもBもよく分かっていない事もあるわけです。

これがずれであり、貰った情報自体に縛られると良くない、という事です。

発注者は当事者であり専門家ですからA/Bを熟知していますが、

そもそもA/Bって何なの、という所から考え(疑っ)てみる事が必要だというのが勝手な見解です。

 

上記のように書いてしまうと「そんな事か」と感じるかもしれませんが、

なかなか基本情報から抜け出して考えるというのはそう出来るもんじゃありま せん。(特に複数の会社で制作を行う場合)

提案する企画を考える事も大変ですが、依頼の仕方次第で結果が大きく変わったりするので

企画競合って本当にデンジャラスだと思います。

それでも(だからこそ)企画競合は大歓迎です。

165月

第11回「記憶に残し効果を上げる」

第11回 記憶に残して効果を上げるには

今回は店頭用映像の制作について。

 

スーパーマーケットのPB(プライベートブランド)商品が価格高騰の折り、よく売れているようです。

そのPB商品告知のための店頭用映像制作をさせて戴きました。

企画にあたって考えたのは「理屈より耳に残ること」です。

具体的にはPBブランド名の楽しげなジングルをつくりました。

実は私にはあるジングルが耳に残って困った経験があったからです。

 

昔ダイエーが躍進していた頃です。

そのダイエーの店内では延々とあるジングルが流れていました。

『ダイエーイ、ダイエーイ、エイ、エイ、エイ、エイ、エイ。

ダイエーイ、とってもエイ、エイ、エイ、エイ、エイ。』

(お分かりになる方には深く頷けると思いますが、分からないと全くの?だと思います)

そのジングルが家に帰ってきても暫く耳から離れません。

そんな経験があったので

「理屈<旋律」 「特定の旋律=特定物」 というような企画の立て方をしました。

 

お店の中でオリジナルソング(!)を流すなんてもしかしたらダイエーが嚆矢なのかもしれません。

当時のデパートでオリジナルの楽曲(その名を入れた何か)を聴いた記憶がないのですが。

(どなたかこの辺りご存知でしたらご教示ください)

私たちがつくったジングルをお客さまが聞いて

そのチェーン店とそのPB商品が結びついてくれると良いと願っていました。

 

後日談。

関係者によると「○○フェアで告知映像を流して売り上げが120%に」とのこと。

映像に依る効果かどうかは不明ですが嬉しいお知らせでした。

 

そんな事があったのでよく買い物で赴くお店で流れるBGMには注意しています。

当たり障りの無いBGMが多いように感じます。

折角だから心地よく記憶に残るジングル(BGM)や軽い笑いの取れるアナウンスなんか、

時折流すと良いのになあ、と思います。

1511月

第10回「限られた予算で良いものを」

第10回 限られた予算で良いものを

企業の皆様がコンテンツ制作をお考えになる場合、

予算と内容の関係が気になる、分からないという事が多いのではないでしょうか。

限られた予算でも良いものをつくりたい、でもこの予算で何ができるのかが見えない。

予算が厳しくなればなるほど「?」は大きくなっていくのではないでしょうか。

 

さてここで質問です。

「良い」とは何を以ってすれば「良い」となるのでしょうか。

あなたの企業にとっての「良い」をまず明らかにする必要があります。

 

印刷物での「良い」。

ウェブサイトでの「良い」。

映像コンテンツでの「良い」。

それぞれの特性を生かして色々な「良い」を目的・手段両面から設定する必要があります。

 

限られた予算で目的を果たそうとする時、

それを達成する手段(=表現方法)をピンポイントで設定しなければいけなくなります。

このピンポイントで、というところがとても難しい処だと思います。

予算が少ない=絞り込んだ表現方法をせざるを得ないからです。

 

私見ですが、悩ましいけれど制作会社の力量が問われるのが

企業の固有の目的を理解し表現方法を絞り込んで良いものをつくる事だと思います

 

例えばこれまでの例ですが

「つくり込んむ作業をあえて捨て、実写撮影に注力する」

「制作要素を絞り込んで口頭説明を組み合わせる」

「制作準備期間を長くとり、目的を達成する表現方法をきっちり詰める」

 

もし「?」が大きくなっているようならどうぞお気軽にご相談ください。

info-b♪makes.co.jp

メイクス 企画室 相談係

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2110月

第9回「分かりやすさの試験」

第9回 事前に分かりやすいかどうかを試すには

映像は出来上がってみないとその善し悪しが分からないものです。

シナリオの流れ、画面、ナレーション、音楽、テロップ、CG・・・。

そうした多くの要素が組み合わされているので、完成試写で判断をすることになります。

しかしその段階ではちょっとしたナレーション修正なら可能ですが、

大きな要素の欠落を補うことは困難になります。

 

そこで作ろうとしているものが要件を満たしているかどうかを試す方法があります。

それはシナリオ案を音読することです。

 

出来るだけ視聴対象に近い方、それも全く内容を知らせていない方に

シナリオを読んで聞いてもらい、意見を聞いてみること。

インタビューや生の声が多いもの、イメージものといった展開内容では難しいですが

ナレーション主体の展開では有効だと思います。

映像が無いので100%は無理ですが、

話しの流れや大きな構成要素の確認をするには試してみて無駄は無いでしょう。

 

どうしてもシナリオは目で追ってチェックをしがちで、声に出して読む事は少ないのではないでしょうか。

読んでみると難しい言葉を使っている事や話しの流れに無理がある事が分かるかもしれません。

極めて当たり前ですが、シナリオは黙読するものではなく声に出して読むもの。

分かりやすいとは耳で聞いておおよそが分かるものだと思います。

299月

第8回「重宝する映像」

第8回 クライアントに聞く重宝する映像とは

今回は制作した映像の「その後」について。

 

およそ4年程前に金融商品の説明映像を制作、

今回新たな商品説明用の映像を制作することになった。

打ち合わせの際、前作の評価や使い勝手が話題になる。

制作したあと、その映像がどう使われ、どう作用したのかという効果・結果について

 

当事者であるクライアントから率直なところを聞く機会は大変貴重である。

曰く「大変重宝している」「成約に繋がっている」とお褒めを戴いた。

何故重宝しているのかを伺う。

 

「もう一人の説明者があたかも傍らにいるような感じ」

「説明するのが難しかったり、当事者には負担が大きいので分かりやすい映像があると安心できる」

「同席した担当者がポイントを口頭で伝えられるので存在感が増す」

「商品の必要性を上手く伝えられるかは人によるばらつきがある」

 

お話を伺って感じたのは、

人が伝えにくい内容を映像に担わせ、人にしか出来ないことを人が担うという

役割分担の大切さだった。

これまでに良い評価を戴いたものは

「人の行為を補助、効果を倍加」させるような役割が出来ているものであったように感じる。

「重宝する映像」とは制作内容・品質はもとより、担う役割をきっちりと果たせるかどうかだと思う。

138月

第7回「シンプルな目的設定」

第7回 シンプルで分かりやすい=使える条件

今回は映像を上手く使いこなしている例から。

結果的にどんな映像コンテンツが使いやすく、使えるものになるのかについて。

これまで制作させていただいた内容を振り返ると、以下のことが言えると思います。

「目的がはっきりとしている」

「構成内容が目的達成のために集約されている」

その例を挙げてみます。

 


例1:金融商品の場合( B to B)

目的:映像はプレゼンでのつかみにする

構成:当該商品(サービス)の内容説明よりも何故必要なのか、会社としての取り組み方を訴求

 

商談では映像、PC、紙といったメディアを内容により使い分けて、

それぞれの役割を明確にすることで訴求内容にメリハリを持たせました。

映像は入口部分のつかみと位置づけ、提案全体の流れを自然にしていくことです。

クライアント企業より「使いやすい映像」という評価を戴いています。

 


例2:事例紹介の場合( B to B)

目的:それがある事で出来ることをカタログ的に伝える

構成:説明調ではなく導入しているケースで実現される結果を日常風景として見せていく

 

事例紹介というと導入側の事情が具体的になり、

事情が異なると「うちとは違う」との阻害要因になりかねません。

そこで何故導入したのかの理由ではなく、導入して何が変わるのか、何が改善されるのか

といった結果を日常業務の中から掬いとって紹介しました。

 

紹介にあたっては導入企業の方ではなくタレントを使いユーモアを取り入れて制作しました。

お見せする対象者には1つのケースとして使い勝手を見ることが出来、

情報発信者には訴求点をちりばめられるという利点があります。

 


例3:会社(或は部門)紹介の場合( B to B/B to C)

目的:端的に特徴を伝える

構成:組織に共通する目的を明らかにした上で様々な仕事の位置づけや特徴を紹介する

 

業務内容がますます専門化、仕事のつながりが見えにくくなる中で

外部にはもとより社内の部門間でさえもその姿を伝えることは容易ではありません。

そこで「全体の目的」と「部門毎の目的」に分け整理し、個々の業務を紹介しました。

目的とは何か、といった内容の詰めは大変ですが、

端的に企業を紹介するものが出来ると何かと重宝されるようです。

 


 

シンプルで分かりやすいと使いやすいものになります。

内容を絞り込むのには情報を集約する作業が必要になります。

何を入れ、落とすか、その基準が目的設定にあると思います。

目的に応じた内容の絞り込みが企画の鍵。

極力時間をかけて臨みたいと常々思っています。

176月

第6回「DVDかWMV CDか」

第6回 メディアはDVD、CD(WMV収容)どちらが相応しいのか

今回は制作した映像を入れるメディアのお話。

 

「企業の映像制作 第2回 再生環境」(2007年1月)で、

「つくった映像をやみくもにDVDにするのは要注意!」

「使用条件をよく吟味してメディア(アウトプット)を決めましょう!」

とご提案しました。

 

あれからメディアについて実際の状況をご紹介します。

「CD(WMV収容)、DVDを両方用意する場合が多い」

「PC再生が主で、容量がCDに入る場合はWMV / CDを基本にし、

展示会等での上映の為にDVDを用意する」

その理由として

1、DVDドライブ(=DVD再生ソフト)を有するPCが一般的ではなく、DVD再生よりもCD再生が現実的

2、個人所有ではなく会社支給の場合、CDドライブPCが多い(ようです)

3、追加で数枚の複製を社内でするのにはWMV / CDが現実的

→制作する尺(作品の長さ)は10分前後が多いので容量に問題は無い

→メニュー画面やチャプター設定は無く、単純なムービーファイル化

→全てWindows XP環境、Vistaでの症例は無い

 

WMVの画面サイズは640×480ピクセル以上にした比較的大きめのものでも再生に問題はありません。

展示会等ではDVD Video playerを使う事からDVDを選ぶという、というのも極めて理に叶っていると思います。

企業用途の動画をCDに入ったWMVをCDドライブで再生する、という選択肢をご提案し、

「現実的である」と採用されだしているのは嬉しい限りです。

 

器としてのメディア選択は一概に決められない、

使用環境に合わせて最適な選択をするということになります。

逆説的ですが使用条件や使用局面(再生環境)を決めることが大切だと感じています。

再生、メディアの選択については継続してご紹介していく予定です。

 

<皆様のご意見やご質問にお答えします!>

こちらよりお気軽にお問い合わせ下さい!

info-b@makes.co.jp

*お手数様ですが@を英数半角の@に差し替えて下さい

メイクス 企画室 相談係

065月

第5回「法人向け営業ツール~その2」

第5回 法人向け営業ツール 〜何を伝えれば良いのか:その2〜

企業が企業向け( B to B )に営業・セールス用で映像を使う場合、その続きです。

 

その1では「具体的に訴求できる要素毎に切り分けて分かりやすく伝える」事を紹介しました。

それでは訴求できる要素や内容とは何でしょう。

それはあなた(企業)が言いたいことではなく、対象者が知りたい事だと思います。

対象者が強い興味や関心を持つテーマ(問題)に対して

あなた(企業)がどういった解決策を示す事が出来るのか、どういった解決策の実績があるのか。

対象者にあなた(企業)の商品やサービスがどんな価値をもたらし、役に立てるのか。

 

大切なのは対象者がその視点で考えられる、対象者の思考で理解を進められる事であり、

その先にあなた(企業)の商品やサービスが存在する、という流れだと思っています。

ですからあなた(企業)の商品やサービスありきという流れでは

結果「訴求できる」ものになりにくいということになってしまいます。

 

前回ご紹介した下記の項目でも < >内の要素が必要でしょう。

類似する対象者の価値向上に貢献した>具体的な事例、

対象者に可能性を抱かせるような>強みを象徴するエピソード、

対象者が強い興味や関心を持つ>今(成果物)に至る経緯、

対象者が本当に知りたい>微妙なニュアンスを伝える声、

対象者の共感を得る>企業の背骨のようなDNA的スピリッツ、

対象者の問題解決への貢献>数々の実績、

対象者の利益になる>他社を凌ぐ商品(サービス)力

 

「言いたい事は言う」「強調したい点はしつこいくらい強調したい」かもしれませんが、

その前に訴求する対象者が「どう思うか」「本当に知りたい事なのか」について考えを巡らせてみて下さい。

304月

第5回「法人向け営業ツール~その1」

第5回 法人向け営業ツール 〜何を伝えれば良いのか:その1

企業が企業向け( B to B )に映像を使って訴求するのは

展示会等のイベントや営業・セールス用に大別されるのではないでしょうか。

この営業・セールス用の映像で何を伝えれば良いか、

何を映像化するのが相応しいのでしょうか。

 

営業・セールスの局面は様々であり、対象者、目的はまちまちになるのではないでしょうか

(あなたの)企業紹介、製品やサービスの特色、新しい試みや提案など訴求内容も多岐にわたると思います。

使用局面により求められる内容も変わります。営業の最前線ではより具体的な情報が求められる一方、

別な局面では企業としての考え方が求められます。

 

このように伝えるべき内容がその局面に応じて変わる事が多いのではないでしょうか。

その事を見越して制作内容を選択できる事が使える映像をつくる事に繋がります。

どう言う事かと言いますと・・・パーツでも全体でも成立する構成、です。

メニューからチャプターを選択して再生が出来るようにし、

その場その時に相応しいコンテンツを選びピンポイントで訴求する事が有効です。

縦軸1本でストーリーを構成する事も大切ですが、

具体的に訴求できる要素毎に切り分けると分かりやすく伝える事が出来ると考えます。

 

具体的な事例、

強みを象徴するエピソード、

今(成果物)に至る経緯、

微妙なニュアンスを伝える声、

企業の背骨のようなDNA的スピリッツ、

数々の実績、

他社を凌ぐ商品(サービス)力

 

今企業の映像再生はPCが主になっており、テープには無かった機能が備わっています。

その機能を利用(前提に)することで伝える内容を愚直に全面に押し出す方法が

「今」に相応しいのでは、と考えています。

更に言えばダイジェスト的に要素を概括できると理想なんですが。(その2へ続く)

192月

第4回「映像が果たす役割」

第4回 映像が果たす役割 〜最近の傾向〜

今回は企業の映像が果たす役割、最近の傾向について。

 

映像が果たす役割では「理解される」に加えて、

「共感を得る」「行動を促す」という役割が増していると思います。

印刷物やパワーポイントでは機能や概要といった特徴説明は得意ですが、

対象者の心に訴求する事は容易くありません。

 

視聴対象者にすれば機能や概要が理解できても感情を刺激されない情報には、

説得力に欠けるという印象が残ります。

感情を刺激する、説得力があるものというのは、

概念や想いに対して、又は経験に対して共感を持ってもらう事です。

 

概念や想いは抽象的であり表現しづらいものであり、

経験を表現するのも心象風景を想起させる=経験を分かりやすく伝え、共有する)のは困難という面があります。

これらを映像で表現する事で、伝えにくい内容を伝え

「理解を促し」「共感を得」「行動を促す」という事例が増していると感じます。

 

メイクスで最近制作したものから例を挙げてみました。

・住み良いまちにしたいとの想いを地権者から住民に伝え、環境への配慮を促す

・CSRへの理解と自分達(職場単位)の行うべきCSRとは何かを考え行動を促す

・部署の垣根を無くし、多様な職務の相互理解と業務本来の目的を再認識させる

・製品開発プロセスを敢えてユーザーに明らかにし顧客志向を開示、共感を得る

 

今を表すキーワードとして「カスタマイズ」「自分らしくある」が挙げられます。

一人ひとりの志向に向き合うには、機能や特徴といった無機質なものではなく、

企業の心根というようなもの、思いが伝わるものが必要になっています。

 

映像は印刷物等に対して、リッチメディアといわれます。

映像にしかできない事をきちんと選択してその役割を明確にする事が大切だと思います。

表現がリッチな映像を企業活動に使いこなし、

あなた(の企業)の思いや心根を存分に伝えていただきたいと思います。

102月

第3回「映像の組み立て」

第3回 映像の組み立て 〜映像化で注意すること〜

今回は構成案をつくる際に注意している事について。

 

制作する内容はその用途や条件によりまちまちですので、

いつも心掛けている原則的 な考え方や進め方についてご紹介します。

 

1、構成要素

まず制作する目的を達成するために最大の効果を発揮できる手段として、

映像の力を 活かせる組み立て方〜軸は何か、必要な要素は何か〜を考えます。

その時に必ず想像するようにしている事があります。

 

それは視聴対象者がどう感じる のかを想像する事です。

業種や職種、性、年齢、新規客か既存客か、商品知識の有無などの条件に沿って視聴対象者になりきるようにします。

映像で紹介される商品やサービスを使う方の立場になって、

自分で想定した映像イメ ージ(ないしはストーリー)を違う自分(視聴対象者)がどう感じるのかをイメージ します。

映像イメージ(ないしはストーリー)が浮かばない場合には、使う方の立場 から知りたい事を考えていきます。

 

そうは言っても特殊な対象の場合には思い浮かばない事もまちまちです。

その時はど うするのかと言いますと・・・本を読むかネットで調べます。

その世界の仕事とか携 わっている仕事で何を考えているのか、どんな日常なのか、などが書かれた本を読み、 情報を探します。

これは結構有効です。

(しかし、子供にだけはなりきれませんね)

 

当然一般的かつ表層的なものなので「なりきる」という言い方はオーバーかもしれま せん。

しかし、こういうアプローチを始めてからは大きく外した事はありません。

(稀に参考にした情報に偏りがあって、過剰な思考をしてしまう危険性はありました)

 

2、流れ

次にどういう映像の流れに置くのかを大まかに決めていきます。

映像の流れに置くというのは、展開するベースを何にするかです。

ナレーション進行 か、進行役(実写顔出し、CGキャラクターなど)を置くのか、

それともそのどちらで もないか、どちらもか。ここは次の要素との兼ね合いで調整していきます。

 

またこの辺りから最近注意しているが、再生環境です。

再生環境に相応しくない要素はこの辺りで除くようにします。

あとあと齟齬をきたさ ないためにも大切だと思います。

(再生環境については 企業の映像制作「第2回 再生環境」をご参照下さい)

 

3、条件内で設定

そして撮影日数や撮影場所の大まかな条件、イメージCGやフリップ類などのつくりも の、

出演、演出がらみの特殊要素(特定の演出手法による要素:音楽を全面に打ち出 す、

特殊なスタジオ撮影が欠かせないなど)、これらを条件の中で設定していきます。

 

4、点検

最後に映像で表現するのに一番良いオプションになっているのかを見直します。

一番良いオプションというのは、映像的に弱くないか、という事です。

企業映像の場 合、どうしても説明をするために映像的には厳しい要素が出てくるため、

他の方法を 採れないか発注先様とご相談します。

(これを真っ先に行う場合もありますが)

 

この時、最初の「視聴対象者がどう感じるのか」と併せて以下の要素から再点検しま す。

●訴求内容:訴求したい点がぶれていないか

●使う状況:集合か個別か、強制力の有無、プッシュかプルか(視聴請求の有無)

●再生方法:DVD Video playerとTV monitor、PC、Web-site

●役割範囲:映像がカバーする始点と終点(=責任範囲)

●棲み分け:紙、イベントなど他手段、PCによる説明

●更新頻度:変更の有無とその時期目安・頻度

●使用期間:いつまで使うものか これらは構成案をつくる前提条件になっており、変更もありがちなため注意する必要 があります。

 

以上大まかなところをご紹介しました。

企業の映像ツール制作で参考にしていただければ幸いです。

251月

第2回「再生環境」

第2回 再生環境

映像を取り巻く環境の変化が著しいですね。

そこで皆さまに知っておいて戴きたい事を制作者の立場からお伝えしていきます。

その2として今回は「映像の再生環境」についてご紹介します。

 

制作した映像を再生する場合、企業ではDVDにしてPCで再生する場合が多いと思います。

それも殆どの企業様で、Windows PCでの再生が一般的です。

しかし、DVDの再生 (正確にはWindows PCで再生)には、ちょっとした問題があります。

あまり奇麗では無い、画面を拡大すると粗れ方がひどい、スムースな再生が出来ない、

というご経験はありませんか。

 

せっかくお金をかけてつくったものが綺麗に再生されないのはとても残念であり、

お客さまにとっては納品されたメディアが全てであり、見過ごせない問題です。

私たちはこのアウトプットを重要視してきました。

企業の映像制作では、再生環境や 使われる条件が異なるため、

ひとつひとつ異なる条件に適した制作であることがとても 大切だと思います。

 

DVD Video Playerで再生、テレビモニターで視聴する場合とPCで再生する場合では 見え方が異なります。

テレビでは走査線の数など、様々な基準が決まっているので、 再生は一定の基準になりますが、

PCはサイズが可変で色の再現性、スムースさなど 再生状態が一定ではありません。

 

Windows PCに入っているDVD Playerとの相性もある ようですが、分かりにくくしているのがPCの中身です。

CPUや映像処理をする機能が様々 ということです。

「DVDなんだから綺麗」という先入観があるようですが、最近『?』が出てきたように思います。

 

企業で使われる仕事用のPCでDVDは再生可能だが最適ではない、というのが私の考えです。

ですのでDVD VideoとWMV ( Windows Media Video ) 、

2つのファイルを収容した ハイブリッドDVDというご提案をするようにしています。

 

WMVというとインターネットの ストリーミング用ファイルというイメージがありますが、

ストリーミング用とは逆にサイズを 大きく、ビットレートを高く、画質優先でコーディックします。

Win PCでは少なくともDVDと同等、綺麗に再生できる場合が殆どです。

15分の4:3 SDの映像の場合、DVDの容量は約770MB、WMVは約400MBでした。

WMVだけならCD-Rに入ってしまう容量です。

 

今回の結論:

「つくった映像をやみくもにDVDにするのは要注意!」

「使用条件をよく吟味してメディア(アウトプット)を決めましょう!」

101月

第1回「妥当な制作費とは」

第1回 妥当な制作費とは

企業のご担当者向けに制作者側から知っておいていただきたい、

或いは企業側が気になりつつも あやふやな情報にとどまっていると思うことをご紹介していきます。

今回は費用、映像制作費って一体いくら位が妥当なのか、について。

用途や制作規模により本当にまちまちです。

また幾ら以上でないといけないというものでもあり ません(数万円では無理ですが)。

その事が一層分かりにくくしていると思いますが、

逆に条件 付けが一切無いのに「○○万円ポッキリで制作!」というのも要注意です。

はっきり言います。

制作に関わる人間が携わる時間分の生活費はどうしたってかかりますし、

使われる放送用機材やスペースの費用はお高いです。

効果的な制作費にしようとする場合に必要 なことは、

映像にする内容を吟味し、手段としてピンポイントで目的を果たすことだと思います。

例えば一番割高になるケースはものすごくおおざっぱに、何でもかんでも映像化する場合です。

目的が絞られていないと、手段としての映像もあやふやな内容にならざるを得ません。

あれもこ れもでは幕の内弁当のように総花的になり、結果高いものになっていきます。

こういう場合出来 上がったものは往々にして「何を言いたいのかよく分からない」という評価になります。

効果的なのは目的がはっきりと絞られている、

そのための表現方法を内容面と金額面両方で良 く吟味する、

準備(目的と手段:表現方法検討)段階で十分な検討を重ねる、

映像以外の手段 (例えばPC資料による説明)を組み合わせる、

映像の役割を絞る、

映像でしか出来ないことにとどめる、

といった点検をすることです。

(後述するようにこれがなかなか出来ないことが多く、 コストアップになる場合が多々あります)

映像はシナリオ、撮影、出演、ナレーション、音楽、テロップやフリップ、CG等で表現 (演出)していきます。

これらもその目的に応じて「今回はナレーション重視で」や「出演者 メインで」というような演出のメリハリ、特徴付けが行われます。

その際にP(プロデューサー :責任者)が予算と目的に叶った組み立てをし、極力条件内に収めようとします。

これが準備(目的と手段:表現方法検討)段階で重要な部分になります。

この際難しいのは「上がり(完成)が想像できるかどうか」です。

制作側は企画書(シナリオ) 上にある文字を映像化、イメージしていますが、

発注側(企業様)は殆どイメージが出来ない (例外はあります)ことです。

要は「どんな感じ・全体感」になるのかが見えないので、企画 (シナリオ)の善し悪しの判断を下せず、

保険をかける(社内からクレームが出ないようにする) 内容が追加されることがあります。

(プロではないので当然と言えば当然ですが)

前述した 「なかなか出来ない」というのが内容の絞り込み=制作費の絞り込みなんです。

長くなりましたが、今回のテーマ「映像制作費って一体いくら位が妥当なのか」の具体的金額の

提示は出来ませんでしたが、ポイントは幾らかでもご理解いただけたでしょうか。

あなた(の企業) が提示可能な金額で、内容の絞り込みを十分検討した内容ならば、それが妥当な金額と言えると思 います。

制作費は近年より厳しくなっています。厳しい条件の中でも何とかはまるように内容を絞り込むの には、高いスキルが必要です。

ローコストで制作をする場合には特に細心の注意を注ぐようにして います。