映像・コンテンツ制作会社メイクス 企業の映像・DVD・動画・ウェブコンテンツ制作とコンサルティング

Q: 映像制作の見積金額は何故開きが大きいのでしょうか

映像制作には構成、演出、美術、撮影、出演、編集、選曲などの様々な要素があり、それぞれの要不要、その程度と量に幅があります。
見積りでは想定する企画に沿って要素毎に妥当(必要)と思われる程度、量を仮置きし、数値化します。この時
の仮置きの幅が積み重なって大きな開きとなります。

大変大雑把ですが以下のような感じになります。

1、制作に関わるスタッフ(演出、技術など)の適任者(社)候補出し(内容による適合性判断)と制作拘束期間、日数の見越し

*関わる人数必要日数の見越し次第で幅が大きい

2、撮影・編集フォーマット(SDかHDかあるいはHDVとSDの組み合わせか)とその作業量(撮影日数、編集日数)の見越し

適当と思われるフォーマット、日数、時間の見越し次第で幅が大きい

3、出演関係、美術関係、ナレーション、音源それぞれの適任者(社)見越し

適当と思われるレベル、作業量の見越し次第で幅が大きい

決していい加減な数字を算出しているわけではなく、目的を達成するための的確な表現方法を考えながら、如何に効率良い制作方法を取れるかを多くの組み合わせから選び取っています(少なくとも当社では)。しかし傾向として隙の無いような手段を選択するので金額的には膨らむのは否定しませんし、見積金額に開きが出るのはオーダーメイド故、当然かも知れません。

例えば定型の印刷物(封筒や名刺)なら大きな違いは無いですが、変形サイズ、特殊な用紙や色を望めば驚くような開きが出てくる、それが幾層にも重なっているという事かもしれません。

ここからは蛇足かもしれませんが、ご参考にしてください。

現実的な対応方法として、企画案と見積案の提示後具体的なお話が出来るようなら、色々とニュアンスや考え方を摺り合わせて2回目の提案を設けることも有効と思います。1回だけで判断するより発注者には有利な結果が得られる可能性が高まると考えます。

もっと言えば依頼をするのは金額ありきで現実的な内容を望むのか、それとも金額は措いてベストな企画を望むのかを分けて考える必要があるのかもしれません。一度に金額条件と企画内容で最高のものが出てくるとお考えにならず、何回かすり合せてみよう、という臨み方が良いのではないでしょうか。

 

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