ちょっとした課題解決2
コストダウン
今回はちょっと大き目な課題解決、コストダウンについて。
値切り方とか闇雲なローコスト制作ではなく、良いものを如何に効率的につくるか。
当サイトではこれまでに費用について以下の投稿を掲載しました。
「企業の映像制作 第1回妥当な制作費とは」
http://www.makes.co.jp/note/1001seisaku/1009seisaku/
今回は制作プロセスから手がかりを上げてみます。
良いものを如何に効率的につくるか、これはある種答えの無い課題かもしれません。
しかし、有効な方法は発注者と制作者との意思疎通にあると思います。
踏み込んだ話、意見を充分交わす事を発注者と制作者で行うべきです。
*制作の目的についてはこちらを参照ください
「企業の映像制作 第7回シンプルな目的設定」
http://www.makes.co.jp/note/1001seisaku/1016seisaku/
例えば見え方。
制作するテーマや様々な要素において発注者と制作者では見え方が違います。
発注者は内部の見方、制作者は外部の見方になり、必ず理解に差異があります。
企画書や言葉では問題が見えにくいのですが、敢えて深堀りして「これはどういう表現になるのか」をお互いが理解するべきです。
例えば構成要素。
シナリオをつくる前の段階、構成案を時間をかけて吟味する。
制作テーマに対する担当者の考え方、過去の類似制作での評価、つくったものの効果・希望・・・。
「そのパターンは・・・だからだめ」「実は今回・・・が解消されると良い」というような話しが出てくればいい線行っているかと。
例えば使い勝手。
実際どんな局面で使われその方法に可変要素が無いかどうか。
例えば本音。
過去のケースでの反省や他社も含む類似例への率直な感想など。
上げればきりがありませんが、色々な意見を交わして発注者と制作者お互いが「ああ、そうだ!」という合意が出来ると俄然つくるべき内容がはっきりしてきます。
構成要素とその見せ方、演出。この時演出者がはっきりと何をつくるのかが見えていれば態勢的には失敗はありえませんし、制作上の無駄は出ないものです。
この制作上の無駄が出ないことがコストダウンだと思います。
ポイントが明確になっていれば、手段も無駄がなくなり、見込み作業の確度も高まり、結果費用効率が高くなります。
またこういう制作ができれば良いものができる確率がぐ~んと高まり、色々とスムースでお互い安心です。
一方、無理な値引きや、内容を見極めずに進めるローコスト制作では良いものができる確率は博打状態になり、進行や結果はひやひやものという事になりかねません。
経験値ですが、費用効率で言えば3割程度は違うと思います。
当たり前のようなことですが、よく話し合う事が良い結果に繋がると確信します。
課題解決=コストダウンは話し合いから
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