企業の映像制作「第11回 記憶に残し効果を上げる」
第11回 記憶に残して効果を上げるには
今回は店頭用映像の制作について。
スーパーマーケットのPB(プライベートブランド)商品が価格高騰の折り、よく売れているようです。
そのPB商品告知のための店頭用映像制作をさせて戴きました。
企画にあたって考えたのは「理屈より耳に残ること」です。
具体的にはPBブランド名の楽しげなジングルをつくりました。
実は私にはあるジングルが耳に残って困った経験があったからです。
ダイエーが躍進していた頃です。
そのダイエーの店内では延々とあるジングルが流れていました。
『ダイエーイ、ダイエーイ、エイ、エイ、エイ、エイ、エイ。
ダイエーイ、とってもエイ、エイ、エイ、エイ、エイ。』
(お分かりになる方には深く頷けると思いますが、分からないと全くの?だと思います)
そのジングルが家に帰ってきても暫く耳から離れません。
そんな経験があったので「理屈<旋律」「特定の旋律=特定物」というような企画の立て方をしました。
お店の中でオリジナルソング(!)を流すなんてもしかしたらダイエーが嚆矢なのかもしれません。当時のデパートでオリジナルの楽曲(その名を入れた何か)を聴いた記憶がないのですが。(どなたかこの辺りご存知でしたらご教示ください)
私たちがつくったジングルをお客さまが聞いてそのチェーン店とそのPB商品が結びついてくれると良いと願っていました。
後日談。
関係者によると「○○フェアで告知映像を流して売り上げが120%に」とのこと。
映像に依る効果かどうかは不明ですが嬉しいお知らせでした。
そんな事があったのでよく買い物で赴くお店で流れるBGMには注意しています。
当たり障りの無いBGMが多いように感じます。
折角だから心地よく記憶に残るジングル(BGM)や軽い笑いの取れるアナウンスなんか、時折流すと良いのになあ、と思います。
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